2026. 05. 18.  /  TECH  ·  4 min read

Claude CodeのSkillとAgent、何が違う?

どちらもClaudeを拡張するツールだが、使い方はまったく異なる

Claude Codeを使っていると、SkillとAgentという言葉によく出会う。

似ているように見えるが、役割はまったく異なる。どちらをいつ使うべきか整理してみた。


Skill:Claudeに渡す業務マニュアル

スキルは「この状況ではこうしろ」とClaudeに伝えるMarkdownドキュメントだ。

実体は.claude/skills/フォルダに置かれた.mdファイルだ。 Skill("skill-name")を呼び出すと、そのファイルが現在の会話のコンテキストに読み込まれる。 スキルは現在の会話の中で実行される — 別プロセスも新しいインスタンスも不要だ。

スラッシュコマンド(/review/ship/qa)は全部スキルの呼び出しだ。 複雑な作業の手順とルールをファイルに定義しておき、必要なときに読み込んで使う。

# 例:/new-blog-postスキルファイル
## Step 1: キーワード確認
## Step 2: ニュース検索
## Step 3: 記事選択
...

ワークフローを一度定義しておけば、Claudeは毎回その手順に従って実行してくれる。


Agent:独立したClaudeインスタンスを新たに起動する

エージェントはAgent()ツールで呼び出すサブClaudeインスタンスだ。

現在の会話を一切知らない状態で開始する — 文脈の説明なしに送ると状況を把握できない。 バックグラウンドで並列実行でき、専用のタイプも用意されている。

タイプ用途
Exploreコードベース探索、ファイル/シンボル検索
Plan実装戦略の設計とアーキテクチャレビュー
general-purpose複雑なマルチステップタスク
claude-code-guideClaude Code API/CLI関連の質問

エージェントは作業が終わると、結果を1回のメッセージで返す。


違いを一覧で見る

特性SkillAgent
実行場所現在の会話内独立したサブインスタンス
コンテキスト共有されるゼロから開始
並列実行不可可能
呼び出し方Skill("name")Agent({...})
戻り値なし(直接実行)メッセージ1件
主な用途ワークフローテンプレート独立タスクの委任

どちらをいつ使うか

Skillを使う場面:

  • 繰り返す作業を標準化したいとき(ブログ作成、PRレビュー、デプロイなど)
  • 現在の会話コンテキストが必要なタスクのとき
  • 順序が重要な段階的な作業のとき

Agentを使う場面:

  • 複数の独立したタスクを同時に処理したいとき
  • メインのコンテキストウィンドウを保護したいとき(大規模なコード探索など)
  • 独立した判断が必要な検証・レビュー作業のとき

組み合わせて使うこともできる。

スキルの内部でエージェントをディスパッチするパターンは実際によく見られる — スキルが「どうするか」を定義し、エージェントが「実際に実行する」という役割分担だ。


Skillは「マニュアル」を渡すことで、Agentは「新しい担当者を一人雇う」ことだ。

マニュアルだけで済むなら自分で処理し、仕事が多いか独立性が必要なら担当者を別に立てる。

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